冷凍ぎょうざを解凍してしまった!食べられる?安全な対処法とおすすめ調理法

冷凍食品をうっかり冷蔵庫に入れたり、常温に放置して「あ、解凍しちゃった…」と焦った経験はありませんか?メーカーは「一度解凍したものは食べないように」と注意していますが、実際には状態を確認したうえで食べられることは多いです。

今回は冷凍ぎょうざを冷蔵庫で6時間放置して解凍、その後「焼く」「レンジ蒸し」「スープ煮」の3通りで調理して検証しました。結論から言うと、一番おすすめは「スープ煮」。この方法は失敗知らずで、おいしく食べられます。

本記事では、解凍してしまった冷凍ぎょうざの安全な食べ方と注意点を紹介しつつ、普段から安心して冷凍食品を利用できる工夫についても解説します。

目次

冷凍ぎょうざを解凍してしまったときの基本知識

メーカーは「再冷凍✖️・解凍品は食べないように」と注意

メーカーのQ &Aより抜粋したのが以下の内容です。

解凍した商品は品質が劣化している可能性がございますので、お召し上がりになることはお勧め致しません。
冷蔵庫で保存した場合、
①微生物が増えて痛んでしまう
②栄養成分が流れ出たり、分解する
③調理した際に水分が出てきて、餃子の羽根がうまくできなかったり、フライがパリッとしなかったりするなどの品質の劣化が起きる。
といった品質の劣化が起きます。

冷凍食品は生産から販売まで-18℃以下で管理することで、採れたて作りたてのおいしさや栄養を長期間保っています。
必ず冷凍庫での保存をお願いします。

味の素冷凍食品/冷蔵保存した場合の品質は?

冷凍食品は、調理直前まで冷凍されていることが前提なので、添加物や保存料が非常に少ないです。そのため、メーカーでは「食べないように」となります。

また家庭用冷凍庫での再冷凍は、さらに品質が落ちるのでおすすめできません。

実際には食べられる場合がほとんど

しかし実際には、冷凍状態から解凍して、その数時間で腐ることはありません。(よっぽど高温の場所に放置した場合を除いて)

「食べられるけど、味や食感は落ちるよ」というのが本当のところ。せっかく買った食材は無駄にしたくないので、自分で傷んでいないことを確認して食べてしまいましょう。

実際に試してみた!冷蔵庫で6時間・解凍した冷凍ぎょうざの調理法

今回検証に使ったのはこちらの冷凍ぎょうざ。すでに解凍したあとの画像ですが、見た目的にはあまり変化が無くてびっくり。羽根になる部分はザラザラしてまだ硬い。でもぎょうざ本体は指で押すと柔らかいです。

① 焼く(食感は落ちるが食べられる)

フライパンに入れると、やはり解凍されているので水分が出ます。羽根もキレイには割れません。このぎょうざは油も水もフタも要らないタイプ。説明書き通り中火で5分焼いてみました。

冷凍状態からではないためか、少し焦げました。この調理法で食べたい場合は、水を入れてフタをし、蒸し焼きにした方が良さそうです。

食感は少しジューシーさに欠けていて、皮のヒダの部分がカサついた感じ。味は普通です。

② 電子レンジ蒸し(柔らかめでOK)

皿にレタスを一枚敷いて、冷凍ぎょうざを並べます。あとはラップをしてチン。ラップをすることでぎょうざ全体がしっかり蒸され、きれいに仕上がります。焼かれて羽根になるはずだった白い液体が残念ポイント。

この調理法は、「羽根つきと書かれていないぎょうざ」がおすすめです。ぎょうざのタレや醤油+酢+ラー油でどうぞ。

③ スープに入れて煮る(おすすめ!)

鍋にお湯とウェイパー、白菜、冷凍ひき肉、白ごまを入れて煮てスープを作りました。そこに解凍したぎょうざを加えて火が通るまで煮て完成。インスタントの中華スープを温めても良いです。

この方法が一番食感も味も良くておすすめです。煮ることで全体にまんべんなく火が通るし、皮が破れてもスープごといただけるので気になりません。見た目にもご馳走感が出ますよ。

解凍してしまった冷凍ぎょうざを食べる際の注意点

長時間の常温放置はNG

長時間常温で放置されたものは、傷んでいる可能性があるので廃棄をおすすめします。冷凍食品は保存剤などの添加物が少ないので、常温で傷みやすいのは事実です。

においや見た目で必ずチェック

食べる時には、必ずにおいと見た目をチェックします。少しでも変なニオイがする、ネバついているなどの変化がある時はあきらめて捨てましょう。

再冷凍は避ける

再冷凍すると、確実に食感も味も落ちます。解凍してしまったら、すぐに(その日のうちに)調理してください。

冷凍食品を解凍してしまわないための予防策

すぐに冷凍庫にしまう習慣

買い物するだけでクタクタ…という気持ちは痛いほどわかるのですが、食材をしまうまでは頑張って済ませてたいところ。不測の事態であなたができない時は、近くにいる家族に頼んでくださいね。

冷凍食品を活用した献立で、「冷凍庫に入らない問題」を解決

「入ると思って買ったけど、冷凍庫がパンパンで無理だった」というのも”あるある”ですよね。そして、実は奥の方に眠っている冷凍食品はかなり前のもの…なんてことも。

防災用の食品と同じで、「消費期限が長い=そのうち食べる」と後回しにしがち。なので、こちらもローリングストックにすることをおすすめします。普段の献立に少しづつ入れれば、調理も楽になるし食品ロスも無くせて一石二鳥ですよ。

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COOPの宅配を利用して、移動中の解凍を防ぐ

「買い物から帰る途中で溶けてしまう」そんな悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。夏場は特に悩ましいですよね。

そんな方は、COOPの宅配を使ってみてください。週一回玄関先まで持ってきてくれますし、温度管理も完璧。無料の置き配は冷凍品・冷蔵品もOKで便利ですよ。

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まとめ:解凍してしまった冷凍ぎょうざは「スープ煮」がおすすめ

うっかり解凍してしまった冷凍ぎょうざも、工夫次第で美味しく食べられます。いちばんのおすすめは、食感、味ともに「スープ煮」。ぜひ試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

50代主婦。身体の不調に主人の転勤が重なり、正社員生活をリタイア。夫婦と猫3匹で田舎暮らしをしています。料理や買い物での苦労をCOOPの宅配に救われた経験を活かし、忙しい女性の負担が軽くなる情報をお届けします。

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