- ゆで卵の殻がうまく剥けない
- ボロボロになるし、時間かかるし、イライラする
- もっと簡単に上手にむく方法ないの?
そんなお悩みの方に、主婦歴20年のビビネコが誰でもできる簡単で分かりやすい方法を紹介します。特別な器具は使いません。家にあるカレーなどを食べるスプーンが一本あればできます!ぜひ最後までみて行って下さいね。
むきやすい卵にゆでる方法

まず、卵とスプーンを用意します。小さいものより、この位の大きさのスプーンの方が作業しやすいです。

卵のトガっていない方をスプーンの背で叩いて割ります。結構大胆に叩いて大丈夫!
こんな感じでしっかり割ります。「ちょっとヒビが入った」程度ではなく、凹むくらい割るのがコツです。

尖っている方を割ると中の卵が出てきてしまいます。しかし丸い方は空気のポケットがあり、殻を割っても何も起こりません。

お湯を沸かします。お湯の量は卵が全部お湯に浸かる程度です。

一度火を止め、卵を入れます。ヤケドに気をつけて、お湯が跳ねないようにゆっくり一個ずつ入れます。
お湯に入れると卵の割れ目からジュワーっと空気が出てきます。

タイマーをスタート。9分で半熟卵ができます。

卵を入れたら火を付けます。火加減は中火。フタは要りません。

タイマーが鳴ったらお湯を捨てて、水道水で急冷します。出しっぱなしにしなくても、ぬるくなったら水を交換で大丈夫。氷水でも良いですよ。
中が冷えるまで水に浸けたまま放置します。

熱が取れたら、スプーンで割った部分からむきます。画像のように空間ができているのでむきやすいはず。

つるんとむけました!ブロッコリーと合わせてサラダに。

9分だとこの位の半熟卵です。
むきやすくなる理由
卵そのままで圧力が発生すると、薄膜が殻に押し付けられピッタリくっつく。これだとむきにくいし、むけたとしても殻と一緒に白身もはがれます。
そこで最初にエアポケットと言われる空間に穴を開けることで、茹でた時その空気が外に泡となって出る。すると内圧が上がらず、くっつかないのです。
柔らかすぎはダメ!茹で具合と時間の目安
この方法も、ゆで上がった卵があまりにも柔らかすぎると上手くいきません。下の表にあるように6分以下は殻をむく時に卵の白身が安定せず、破れてしまう可能性があります。
火加減にもよりますが、沸騰したお湯からゆでて7分以上は必要です。
卵のゆで加減は1分ごとに変わります。狙ったゆで具合にするためタイマーを使いましょう。
ゆで時間 | 卵の状態 |
---|---|
6〜7分 | 白身が変形する位柔らかい。黄身はほぼ生 |
8〜10分 | 白身は固まり、黄身が半熟 |
11〜12分 | 固茹で |
ゆで卵界隈の「ラク知恵」
むいたあと細かい殻が卵に付いて取りにくい
卵をむいていると、どうしても細かい殻が付きますよね。対策は2つあります。
- 卵全体に割れ目を入れてからむく
-
最初に付けた割れ目から、指で押して卵全体をひび割れさせます。イメージとしては、マスクメロンの表面のような感じ。その後、みかんとかバナナのようにむきます。やってみるとわかるのですが、何故かラセン状にむけてきて面白いです。小さな殻も薄皮にくっついた状態でとれるので、卵に残りにくくなりますよ。
- 水に浸けながら(流しながら)むく
-
冷やしていた水の中でむいたり、蛇口から水を細く出して流しながらむきます。細かい殻はその場で水に流れるので、卵に付きません。
殻をむき終わってから卵をキレイな水で流してもいいと思います。
黄身が真ん中にならない
お湯に入れたら、最初の一分ほど箸で卵を転がしながら茹でると黄身が真ん中になります。
白身が固まるまでの数分間に卵が動かないと、比重の重い黄身が下に寄った状態でゆで上がるのです。白身が固まる時間だけで良いので、9分間ずっと転がす必要はありません。
殻が大きくひび割れて形が崩れる
お湯に入れる時、一度火を止めてゆっくり卵を入れる。それで大きく割れるのを防げます。
大きくひび割れるのは、高温のお湯で急激に卵の内圧が高まるため。一度火を止めてゆっくり入れれば、スプーンで割ったところから空気が出て圧力を和らげてくれるので割れません。全部の卵を入れたらすぐに火をつけます。
これってどうなの?Q&A
お湯に卵を入れたら、白身や黄身がフワーと出てきた
スプーンで割れ目を入れた時に、エアポケット以外のところまで割れたり、間違って尖っている方を割った時、中身が出ます。
しかし少し卵の形が悪くなったりお湯が濁ったりする程度のことなので、そのままゆでて食べましょう。
茹でる前に卵を常温にするかどうか
常温にした方が良いという意見もあります。でもビビネコは冷蔵庫から出してすぐに茹でます。大きくひび割れる可能性は高まりますが、それ以外は全く問題ありません。皆さんの好きな方法を選んでくださいね。
新鮮な卵はむきにくいのか
これはあると思います。実際、むきにくい時があります。炭酸ガスが原因とか、Phが原因であるとか色々言われていますが、それはどちらでも良い。
もし冷蔵庫に新鮮な卵と少し時間の経った卵があるなら、時間の経った卵をゆで卵にしたら良いと思います。
水からゆでると教わった
水からゆでると、大きくひび割れにくくなります。それだけの理由なのでどちらでも良いです。
沸騰したお湯に冷たい卵を入れると、急激に内圧が高まり割れます。でも、今回紹介した方法は最初から殻を割っているので、そのリスクは低いです。
逆に水からゆでることのデメリットは「どのタイミングを沸騰したと判断するか難しい」。水からゆでた時、ゆで時間は「沸騰してから〇〇分」になります。「沸騰って、グラグラ?フツフツ?」火加減によってはなかなか沸騰しなかったり。すると、タイマーで計っても「仕上がりが毎回違う」事態になります。
ゆでた後、急冷しなきゃダメ?
ゆでたあとの急冷はした方がいいです。ゆでた直後に急冷する理由は2つ。
- 残った熱で卵が固くなるのを防ぐため
- 急冷によって卵の内膜が縮んで殻から離れ、むきやすくなるから
卵が熱々だと「せっかく半熟に仕上げたのに、いつの間にか固茹で」になります。
まとめ
以上、ゆで卵をむきやすくする方法を解説しました。
- 卵の丸い方(トガっていない方)をスプーンで叩いて割れ目を入れる
- 鍋に卵が全て浸かるくらいのお湯をわかす
- 一度火を止め、卵をゆっくり入れる
- 火をつけて中火、好みの時間ゆでる(タイマー使用)
- タイマーが鳴ったら水で急冷、しばらく(5分程度)おく
- 割れ目からむいて出来上がり
特別な道具を使わなくても簡単にできるので、ぜひ試してみて下さいね!
他にも毎日の料理、台所仕事を楽にする工夫やCOOPのおいしくて簡単にできる食材などを紹介しています。忙しい毎日が少しでも楽に、ゆるっと過ごせるように。一人でもお役に立てる方がいたら嬉しいです。

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