- 食材に粉をまんべんなくつけられない
- 時間がかかるし、汚れたものを洗うのが大変
- 粉を付けたらドロドロになってしまった
- 簡単なまぶし方を知りたい
そんな悩みを解決します。料理にありがちな「全体にまんべんなく粉を付ける」作業。でも粉が沢山余ったり、均一に付かなかったり、表面がドロドロになってしまったり…。
そんな時、ポリ袋を使うだけでまんべんなく粉が付けられます。さらにフライ料理や唐揚げに応用すれば、洗い物を減らす効果が!ただ、食材によってはそのテクニックが使えない時も。この記事では、
- 具体的なポリ袋を使った粉の付け方
- この方法が適した食材、適さない食材
- 上手くいかなかった時の対処法
- 特殊な場合の応用の仕方
を解説します。ぜひ最後までチェックしてみて下さいね。
ポリ袋を使った粉のまぶし方
動画あり!具体的方法

この日はお魚のムニエルを作りました。今回は半分にカットして塩胡椒。
ポリ袋には小麦後を入れてあります。袋は必ず新しく清潔なものを使ってください。

粉の入った袋に魚を全部入れます。小麦粉は少なめで大丈夫。
袋に空気を入れて口をねじり、振ります。袋を空気でパンパンにするのがポイント!
すると、こんな感じで全体に粉が付きますよ。もう少し粉を入れても良かったかも。でも大丈夫、あとはフライパンに油を敷いて焼くだけです!
この方法のメリット
- 使う粉が少なくて済む、無駄にならない
- 手が汚れない
- 洗い物が減る
- 時短になる
バットやボウルだと、多めに粉を出さないときれいにつけられません。なまものを付けた粉は再利用できず捨てるしかないので、もったいないですよね。でもこの方法なら少ない粉で効率よく付きますよ!
魚や肉を手で持つと、もれなく手にも粉がベッタリ。しかし袋を使うと手が汚れません。さらに、粉が入ったバットやボウルは洗いにくい!袋ならそのまま捨てられて洗い物が楽になります。時短にもなりますよ。
どんな食材、どんな粉につかえるか

- 牛肉、豚肉、鳥肉のブロック、ぶつ切り、こま切れ
- 魚の切り身、かたまり、小魚丸ごと
- 根菜(ごぼう、いも、にんじん、れんこん)タケノコ、タラの芽 etc…
多少の衝撃を与えても形を保てるなら、ここに無いものでも大丈夫。こま切れ肉の時は粉を多めに入れるのがコツです。
- 小麦粉
- 片栗粉
- 米粉
- 天ぷら粉
- 唐揚げ粉
- カレー粉 etc…
粉なら大体いけます。小麦粉にチーズを混ぜたり、ハーブを混ぜたりしてまぶすと急にオシャレな料理に仕上がりますよ。
不可能では無いが、コツが必要なもの

- 絹ごし豆腐
- コロッケ
- メンチカツ
- 大きさのある薄切りの肉
振った時に形を保てない食材は向きません。絹ごし豆腐は柔らかすぎます。コロッケやメンチカツはバラバラに崩れてしまいます。
この場合面倒ですが、袋に粉を多めに、具材は一つずつ入れ、優しく上下させるように付ければ可能です。
薄切り肉は、肉同士が一度張り付いてしまうと振ってもはがれません。何かを巻いてコロンとした状態なら大丈夫です。(こま切れは、多少粉がついていない部分があっても大抵の場合調理には影響しません)
あれ?失敗?こんな時は
片栗粉がドロドロになった
具材の水分が多すぎると粉がドロドロになります。もし袋の中でドロドロになってしまったら、中の具材を一度皿に取り出して一つずつに分け、形を保つようにして焼いたり揚げたりしてください。調理はしにくくても、味や見た目は同じように仕上がります。次回からは具材の水分をしっかり切りましょう。
小麦粉が少なくてベタベタになった
袋に入れる小麦粉が少なすぎるとベタベタになります。この時は、袋に小麦粉を追加して振ってください。少しダマのようなものができますが、カリッとした食感で普通に完成します。
ダマができた
具材にダマが付くのではなく、粉自体がモロモロとダマになってしまうことがあります。この時は、具材だけ引き上げて調理し、ダマは袋ごと捨てましょう。
食材が大きくて上手く付かない
大きい食材をまとめて袋に入れると、ビチビチで粉が回らず上手くいきません。そんな時は一つずつ入れ直して振るとうまくできますよ。
具体例を紹介!

豚ロースの切り身
ロース肉の切り身は大きいので、一枚づつ袋に入れて粉をつけ、取り出してから次の肉を入れてください。粉を付ける時間は数秒なので、粉を付けたものからフライパンに入れても良いと思います。全部入れてから火を付ければ焼きムラはできません。
ムニエル、ソテー
ムニエルやソテーにはこの方法は最適!小麦粉は水と混ざって時間が経過するとベタつきます。焼く直前に具材に粉を付け、直接フライパンに入れてカリっと仕上げましょう。
フライを作る時
とんかつや魚のフライの「小麦粉の工程」をポリ袋にします。まとめて粉を付け、袋から一つずつ卵が入ったボウルへ。菜箸で卵をからめて、そのまま菜箸でパン粉の上へ。手でパン粉を具材に掛けるように埋めて全体に付けます。すると、手の汚れが最小限で済みますよ。
唐揚げの時
唐揚げ粉を使う方は、袋で粉をまぶします。
下味を付けた肉に粉(小麦粉➕片栗粉)をまぶす場合は、袋に粉を合わせておき、その中にお肉を入れます。粉が少なくなってきたら足します。
天ぷらの時
天ぷらの液をつける前にこの方法で打ち粉をします。すると衣が剥がれにくくなります。
酢豚の肉
酢豚の肉は、袋に先に肉を入れ、少量の酒や醤油で下味を付けてそのまま置きます。しばらくして馴染んだら、そこに片栗粉を多めに入れて振ります。下味の水分は少量なので、直接片栗粉を入れてもドロドロにはなりません。袋からフライパンに入れて揚げ焼きしましょう!
揚げ出し豆腐

通常、揚げ出し豆腐は先に豆腐を切り塩をして水を切ります。それでも袋での粉付けは難しい。なので、ビビネコおすすめの「冷凍豆腐」を使った方法を。
この冷凍豆腐と片栗粉を入れて振ります。冷凍なので絶対に崩れませんし、ドロドロにもなりません。粉が付いたら、凍ったまま揚げ焼きにします。超簡単!味も良いのでおすすめです。
まとめ
以上、ポリ袋を使って簡単に具材に粉をつける方法を解説しました。この方法のメリットは、
- 使う粉が少なくて済む、無駄にならない
- 手が汚れない
- 洗い物が減る
- 時短になる
これ一つでこんなに調理が楽になります。また、おすすめの食材はこちら。
- 牛肉、豚肉、鳥肉のブロック、ぶつ切り、こま切れ
- 魚の切り身、かたまり、小魚丸ごと
- 根菜(ごぼう、いも、にんじん、れんこん)タケノコ、タラの芽 etc…
多少の衝撃でも形が崩れない食材なら大丈夫ですよ!
- 小麦粉
- 片栗粉
- 米粉
- 天ぷら粉
- 唐揚げ粉
- カレー粉 etc…
粉に関しては、もう何でも良し。ミックスしても良いと思います!
料理は手間も時間もかかって大変。皆さんが疲れて潰れてしまわないように、少しでも工夫して効率的に進めてくださいね。
このブログでは、少ない食材で簡単にできるレシピや調理が楽になる工夫、実際に食べていておすすめしたいと思えるCOOPの食材など紹介しています。よかったら合わせてご覧くださいね。大変な家事を担当する皆さんが、ちょっとでも楽になって笑顔で毎日を過ごせますように。。。

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